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2008年 01月 22日
妹が勤める会社のファックス機の調子が、どうもよろしくないと思っていたら
小さい人がはさまっていた、という。 ウインウインと前にも後ろにも進んでいないような歯がゆい音がしたと思ったら、ぐりんっ、と ファックス機から吐き出されるように小さい人が出てきた、という。 その小さい人は、小さい犬を連れていた、という。 小さい人の膝まわりにまとわりついて、くんくんと鳴いていた、という。 コートを、確か、ワイン色のコートを着ていた。 髪は、みつあみ、2つにみつあみ。 毛糸の帽子、そうそう!耳あてつきの毛糸の帽子をかぶっていた。 妹が、言う。 でも、男か女かは分からんかった。 大きさは私が前に見た人とどうも、同じくらいのようだ。 同じ人なのか。別人か。 小さい犬を連れた小さい人は、ファックスから出てきた後、目をしばしばさせてほんの少し妹を見つめて、コートのポケットから小さなハンカチを出して、その小さな顔をふいた。 ハンカチをコートのポケットのしまうと、膝まわりにじゃれている小さな犬のあごをなでて、 それから去って行った。 どこに、どうやって去って行ったのか、思い出せない。 気がついたら、もういなかった。 ほんの少しだけど、確かに見つめ合ったのに、目と目を合わせていたのに、 小さい人の目がどんなだったのか、妹には思い出すことができなかった。 あるいは、私には聞き出すことができなかった。
by omokorocoro-w
| 2008-01-22 09:24
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