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2007年 08月 10日
朝起きると、ベランダに自転車が置いてあった。
2回のベランダに、である。 赤い自転車だった。 誰も心当たりがないと言う。 夜寝る前にはなかった。 寝る前にクーラーをつけるのに、窓を閉める時、ベランダを一応点検というか、見ていたから。 狭いベランダなのだ。洗濯物を干すためだけの。 人はすれ違えない。 だから、その赤い自転車もちょっと窮屈そうに、そこにあった。 仕方がないから置いておいた。 運ぶのも大変だし、第一みんな仕事だし。 洗濯物を干すのに邪魔だったけど、自転車がいるところだけ避けて干した。 おかげで干す場所が足りなくなったので、自転車の上にも干した。 タオルや父さんのパンツ、私のTシャツ、母さんの靴下。 夕方帰って来ると、いなくなっていた。 タオルや父さんのパンツ、私のTシャツも母さんの靴下も、いっしょにいなくなっていた。 赤い自転車。 ちょっと休みたかったんだろうか。 走り疲れて、どこでもいいから止まりたかったんだろうか。 古くて、狭いベランダでも。 そんなことなら、もっといいものを干せばよかった。 麦わら帽子とか、浴衣とか、お茶、すいか、うちわ。 あ、花火もいいな。 自転車にだって、花火をいっしょにする友人くらいいるだろうし。 なんだって、しようと思えば出来ないことはなさそうだし。 またどこかで休むこともあるだろうか。 父さんのパンツはどうしただろうか。
by omokorocoro-w
| 2007-08-10 09:54
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